NSX NA2エンジン降ろしメンテ
こんにちは!
昨日今日と雨がやんで曇り空ですが、蒸し暑いですね。。
さてさて、先日納車させて頂いたNA2ですが、画像が溜まってるので
簡単ですが、一部掲載します。
車両は車検絡みの一般整備も含め大掛かりなメンテナンスを実施しました!
まずは現状把握!オイル漏れの有無や各シリンダーの状態をチェックします。
これはクランクセンサーのコーキング。。
NSXでは良く見かける状態。
もちろん交換部品になります。
ちなみにカム側に付いてますが、クランクセンサーと呼ばれます。
ヘッド周り全てばらします。全ての状況は担当メカニックが把握してチェックします。
このあたり既に洗浄済みですが、実はオイル滲みが多い箇所。
この車も漏れてました。
ちなみに純正のコーキング類を使っても数年で必ずもれて来る。
KSPでは最近の輸入車用で採用されてるコーキング材を使って対応します。
交換する部品はかなりの数です。
NSXのメンテナンスが多いので部品のストックも豊富に在庫してます!
ウォーターポンプ類なども交換。付随する細かなゴムホース、メインのホース、車体下部の
ゴムホース類、フロントラジエター周辺のホース類は全て交換します。
タイミングベルトは慎重に取り付け。ベアリング類なども全て交換します。
タペット調整
これも何機もメンテナンスしてきたメカニックの拘り箇所。
マニュアルの基準値の一番シビアな数値で組むのは当然ですが、
その時の外気温なんかでも数値を若干変ます。
これで組みあがった時の音が違います。
NSXのエンジンは比較的メカニカルノイズが大きいですが、
この調整であきらかに滑らかに静かになります!^^
車体側も綺麗に仕上げてます。
この綺麗にする作業は細かなトラブルの発見にもなるので必ず実施します。
オイルパンの取り付け
オリジナルの滲み防止用アルミ製パッキンを使います。
ここにも特殊なコーキング材を使用します。
続いて途中で発見したスタビブッシュの破損。。
オリジナルのハーネスを使って取り付け。
これが有るのと無いのでは作業効率が格段に違います。
パワステオーバーホール
こちらも定番のトラブルです。ガタが出たときは早めに対処しましょう。
そして作業が終了したらパワーチェックです。
各回転数のトルク感や回転の上がりなど数字でチェックします
これも重要な作業。
納車前の万が一の作業トラブルの発見にもなりますが、なによりオーナーさんに
最近ソフトをバージョンUPしたので以前よりより細かく計測データを見れます。
純正280PSを大きく超える300PSを達成。
各部のちょっとした調整をすることでNSXのエンジンは新車時の
パフォーマンスを感じられます。
アイドリング時のメカニカルノイズも減りますので気分が良いですよ!
納車準備
全ての作業が終了してご自宅まで納車させて頂きました。
最後に。。
KSPでエンジンメンテをした車両は全て保証書を発行してます。