フェラーリ360 重整備!フルメンテ!

こんにちは!

いやいや、毎日暑いです。。

熱中症には気をつけないとですね。

さて、本日のファクトリー作業ネタです。

フェラーリ360モデナのフルメンテです!

ご依頼された内容は主にブレーキ系、ブッシュ、エアコン、タイベルです。

まずはブレーキ系から画像メインでご紹介します。

外したブレーキキャリパーとローター

キャリパーは塗装します。

これは塗装専門にお任せです!

ローターは綺麗に表面を研磨します。

これは酷くなりすぎる前に一度やっとくと長持ちします!

KSPのオリジナル強化ブッシュ。

もちろん自社設計の商品です!^^

360、430系に対応します。

プレス機で弱ってしまった純正ブッシュと入れ替えます。

純正のゴムブッシュから樹脂性のブッシュに変わります。

乗り味はゴムのたわみが無くなるのでダイレクトになり車の動きが分かりやすく

なります。高速向きのオーナーさんにはお勧めですよ!

もちろん不快な音などは有りませんが、ダイレクトになった分、足回りが硬く?!しっかり?!

表現が難しいですが、、そんな感じに変わります。

町乗りメインで曲がる止まるを重視しない場合は純正のブッシュが良いと思います。

全てのブッシュを交換です。ちなみにフェラーリ純正チャレンジカーと同じ方式のブッシュですが

ストリートを走行することを考慮して寸法を決めてます。

塗装屋さんから戻ってきたキャリパーの取り付け

黒キャリパーから鮮やかなイエローに変更!このイエローはフェラーリ純正部品の

箱の色と同じです。これとても綺麗で数台やってますが、好評です!

最後はテスターでフルード注入とエア抜き。

テスターでABSユニットを作動させながら画面の指示通りにエア抜きをする事で

完璧にエア抜きが出来ます。

続いてエアコンの修理

この車に限らず、コンプレッサーのトラブルで交換する作業はこの時季とても多いです。

純正品をそのまま買うととても高額なのでリビルト品を使用。

壊れたコンプレッサーと交換になりますが、商品はどう見ても新品に見えます。。笑

肝心なマグネットスイッチは新品なのでお勧めです!

ちなみにコンプレッサーがトラブルった時は配管内に細かい金属のゴミが残ってる

可能性があります。今までは危なそうな部品は交換したり、可能なかぎり配管を洗浄したり

してましたが、やっぱり完璧では無いんですよね。。

そんな訳で今シーズンから導入した最新マシンを使います!^^

新しいコンプレッサーを取り付ける前に機械に配管を取り付けます。

ここから配管内はもちろん、エアコンシステム内部の強制洗浄をします。

洗浄するのはエアコンガスが液体になったものです。

通常入れるガス量よりも多いガスを液状にして流しまくります!

配管途中にある窓から液体が凄い勢いで流れるのが分かります。

洗浄終了後は新しいコンプレッサーを取り付けて指定どおりのガスをキッチリ

注入します!

キッチリ注入することでコンプレッサーの負担も想定内になり、エアコンの効率

も上がります。ガスは多くても少なくてもダメです。

ガスの量は車のエンジンルームにラベルが貼ってあって規定量が表示されてます。

エンジンオイルと同じなんですが、今まではメカニックの知識と塩梅でアナログの

メーターを見ながら注入してました。

これを5グラム単位でメーカー指定量をきっちり入れられるので完璧です!^^

最後は噴出し口で冷気の温度測定をして確認。

そろそろ年数の経った車はぜひお勧めします!^^

続いてメインのタイベル交換作業!

ヘッドカバーのパッキンなども全て交換します。

タイベルだけでは無く、周辺の消耗品やトラブルが出そうな場所は全て見ますよ!

ウォーターポンプもチェック

ガスケット、パッキン類も交換

普段見えない部分なので怪しいところはチェックしながら必要であれば交換します!

洗浄もして完璧に仕上げたタイベル周り。

タイベル交換するときは周辺の汚れを綺麗にしてから新品ベルトを取り付けます。

絶対に新しいベルトを汚してはいけません。

最後に4輪アライメント

足回りのブッシュを交換したので全て取り直しです!

ブッシュがしっかりしてるのでゴムブッシュのようなジワジワ感がありませんね。

気持ちよく数字が出ます!^^

全ての作業が終了した360モデナ!

KSPでタイベル交換をした場合は作業証明書を発行してます。

加えて1年間の保障規定もセットされてるので安心してお任せくださいね!^^

こうして記事にすると流れが早いですね。。

今回もかなりの作業量でお時間も掛かりましたが、しっかりじっくり整備させて頂きました!

いつもありがとう御座います!