フェラーリ作業が続いてます。328タイベル交換

こんにちは!

昨日からオートサロン始まりましたね!?

KSP商品部のスタッフも軽く行って来ましたよ。

KSPの主力商品、ワイドトレッドスペーサーが昨年から保安基準適合になったので

取り扱って頂ける業者さんが増えて来てます。。^^

そんな訳で商品を出展して頂いてる取引業者さんや、製品を装着して車両展示して

頂いてる業者さんに新年のご挨拶がてら行ってきました。

夕方からはオートサロン会場のすぐ隣にあるホテルで業界団体の新年一発目の

会合でした。

アフターパーツメーカーや、ショップなど優良なアフターパーツを取り扱う企業が

加盟してる団体、NAPAC&ASEAです。

ここに加盟している企業が販売する商品やサービスは、ある一定以上の基準を満たして

ないと承認が頂けない物ばかりなので、業界内の信頼の証になるんでしょうか。

昔は改造、チューニング=違法のイメージが強かったんですが、この様な団体が

出来てから優良なサービスや商品の判断基準が少しづつ認知されて来ましたね。

今回のオートサロンもそんな団体NAPACが付いてますよね。^^

さてさて、本題の話からそれましたが、本日の作業記録はフェラーリ328のタイベル

交換です。

この328はストリートからサーキット走行を楽しんでる車ですが、サーキット走行を

すると色んな箇所に負担が掛かりますね。

今回の依頼はタイミングベルト交換と周辺のチェックです。

フェラーリエンジンは360まではベルトを採用してるので、定期的に交換が必要です。

ちなみに430以降はチェーンに変わってるので基本的に交換作業はありません。

このタイベル交換作業ですが、タイベルだけ交換するなら早く安く出来ますが、

普段じっくりバラして見る機会は少ないですよね?!

そんな訳でタイベル交換がメインの作業になりますが、注意深く周辺の状態を

チェックしながらバラしていきます。

問題があればオーナーさんに即連絡しちゃいますよ!笑

ちょっとした所をやらずに後から大きな問題にならないよう慎重に見極めます。

今回は特に大きな問題もなく、予想内のパーツ交換で終わりましたが、

一部ベルトが危なかったですね。。^^;

このベルトはオルタ、エアコンコンプレッサーのベルトなんで切れるとエンジンが壊れる

事は無いですが、引き上げに行くところでした。。^^;

それ以外はウォーターポンプの交換。

もう数年以上前にココから若干の水漏れがあって、その時は修理して

対処したんですよね。

今回、オーナーさんが持ち込みしてきた新しいパーツに交換しました。

最近のフェラーリ純正ウォーターポンプですが、インペラの材質が樹脂から

金属製に変わって来てます。

右側が今までので、左側が新型。

これは328に限った事ではなく、360や355でも変わって来てますね。

それとコチラ

クランクプーリーの交換ですが、こちらの社外商品はオーナーさんの持ち込み依頼品です。

純正に比べてかなり軽量ですが、このクランクプーリーって結構重要な役割を

してるんですよね。

純正品はそれなりに考えて作られているので、むやみに交換すると副作用も出たり

するんですが、オーナーさんに確認したところ、結構レースでも実績のあるパーツと言う事で

装着したいと。。

そんな訳で交換させて頂きました。^^

単純そうなクランクプーリーですが、バランスなど計算して製作しないと難しいパーツでも

あるんですよね。

全てのベルト類や周辺を組み上げたらクーラント補充です。

ここで新兵器登場!

今までは全抜きしたクーラントを補充するときはジョッキで入れてエア抜きなんて

地味に時間掛けてやってましたが、これは真空引きをして、負圧の力で隅々まで

クーラントを注入するんですね。

これだと内部のエアが抜け切れずに残るなんて事もなく確実に短時間で補充が出来ます。

特にラジエターが前に有って、エンジンが後ろの車は効果ありですね。

タンクに入れておいたクーラントが面白いように吸い取られて行きました。笑

やっぱり工具や作業方式も毎年新しい方式が出て来ますね。

常に最善と思われる工具や作業のやり方を模索しながら仕事するのは時間が

掛かりますが、オーナーさんにお話すると喜んで頂けます。

私達の仕事も常に新しい事にチャレンジしないと進歩が無いですからね・・^^

いつもありがとう御座います!