レクサスＬＸ570専用 REALワイドトレッドスペーサー開発進行中デスっ！

こんにちは。
KSP用品部の｢ヤス｣です。

以前からお問い合わせの多かった
レクサスの最上級SUV｢LX570｣に
装着可能な専用ワイドトレッドスペーサーの
開発が現在進行中です。

LX570の基本情報としては、
・ＰＣＤ１５０－５Ｈ
・Ｍ14-Ｐ1.5

フロントの足回りはダブルウィッシュボーン

リアも基本寸法はフロント同様ですが・・・

リアの足回り構造はトレーリングリンク・・・

ここで、ひとつ注意しなければいけない点が発覚！

ＬＸ570はエアサス（エアーサスペンション）なので
モードによって車高を変更する事が可能ですが・・・

フロントはダブルウィッシュボーンなので
車高に対して左右大体同じ位の量で
フェンダークリアランスが変化します。。。が、
リアのトレーリングリンクの場合は、
車高によって左右のクリアランスが
確実に大きくなる事が判明！

今回、確認した現車の一例では
一番車高が高い状態で、おおよそ
左右が同じくらいのフェンダークリアランスでしたが
一番下げた状態では左右差が
およそ1ｃｍくらい差が出ている事が判明！

リアにスペーサーを装着する場合、
見た目を優先するのであれば
現車のセッティング状況によって
左右差が大きく表れるので
考慮する必要がありますね・・・

純正ホイールの状況も確認。
今回確認したのはメーカーオプションの
21インチホイール。

ホイールによって装着されるタイヤサイズも
事なる様ですが、今回のモデルは
このタイヤサイズが標準設定されている
純正ホイールです。

やっぱり純正ホイールは
オフセットが、かなりプラス目の
設定になっていますね。。。

現車の測定データを基にして・・・

完成したプロトタイプの
REALワイドトレッドスペーサー！

サイズは17ミリです。

スペーサー本体は通常モデルに
採用しているジュラルミンよりも
更に強度のある純国産スチール材
｢Ｓ45Ｃ｣を採用しました。

今回のＬＸ専用スペーサーは
最薄サイズで１７ミリを設定しました。

簡単に１７ミリと言いますが、
実はこのサイズを可能にするには
容易な事ではありません。

車重が2.5ｔ以上。
ＰＣＤ１５０と他の国産車に比べても
格段に直径があります。つまり、
スペーサー本体の直径も、それだけの
大きさが必要！という事になる訳ですが、
直径が大きくなればなるほど
製品全体の｢歪む可能性｣も
高くなってしまいます。厚みが薄ければ
尚更である事は容易に想像が
出来るかと思います。

これを克服する為に、、、
・素材そのものの強度ＵＰ
・ハブセンターを｢円柱型一体｣とする事で剛性をＵＰ

これら様々な問題をクリアして
プロトタイプ１７ミリは完成しました。