イタリア本国潜入!ランボルギーニ社ファクトリー視察してきました。

こんにちは。

KSP商品部の「ヤス」です。

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スーパーカーと言えばだれもが思い浮かぶ

「ランボルギーニ」
KSPでもオリジナルパーツの開発・生産を行っています。

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アヴェンタドール専用15ミリスペーサー + ロングボルトキット

前後1台分:¥100,000(税別)
前後で異なるハブ寸法を採用している
アヴェンタドール専用に開発されたキットです。
スペーサーは国産ジュラルミン材、
ボルトは高強度SCM435(クロモリ材)を採用しています。

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アヴェンタドール専用20ミリDOWNローダウンプッシュロッドキット
1台分:¥250,000(税別)

純国産ジュラルミン材より、総削り出しの1本ものです。
1本ものなので「不安の無い強度」を実現しています。

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アヴェンタドール専用LEDリアライセンスランプ

1台分:¥7,800(税別)
KSPのLEDは信頼の高い「日亜化学工業」のものを使用。
こういったパーツを現在、販売しておりますが、
更なるパーツを開発するにあたり、
ふと、思った事・・・
「そもそもランボルギーニはどこまでクオリティの高いクルマ作りをしているのだろう?」
もちろん、完成品の車輌をみている訳ですから、
そのクオリティは確認していますが・・・
どんな製作工程で?
どれだけ丁寧な製作?
どれだけの人が1台作り上げるのに携わるの?
こういった事を知る事で、
ランボルギーニのパーツに限らず、様々な製品開発のうえで
非常に参考になるのでは?
という事でランボルギーニ本部を視察してきました!

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知らないヒトの為に・・・

ランボルギーニ本社はイタリアにあります。
・・・遠いですね(笑)

飛行機だけでも、およそ13時間かかる距離です。。。

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イタリアを拡大してみました。

ランボルギーニはイタリア北部になります。

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更に拡大!

スーパーカー好きならわかる単語が
街の名前として各所に点在していますね。。。

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いよいよランボルギーニ社に到着!

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見えているのはランボルギーニ博物館。

生産工場は更に奥にあります。

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ファクトリー見学パス。

博物館は、何ら問題はないのですが
ファクトリー(生産ライン)見学は予約制、
PASSが無いと入れません。
そして・・・
「撮影NG」との事でした・・・残念!
なので、画像は博物館のみとなります。
予めご了承下さいm(_ _)m

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それでは、博物館の中へ・・・

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受付を済ませたあと最初のお出迎えは・・・

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往年の名車「ミウラ」

この車輌、、、ランボルギーニ社のものではなく

オーナーカー(ミウラのシャーシの開発者)だそうで、
完璧なレストアを施されたのちコンテストで入賞した車輌を
展示車として置いているのだそうです。
ランボルギーニの車は日本車の様に
オートメーション化されたロボットたちが車を作るのではなく
人の手で作られています。
内装に関しても、人の手で一つ一つ縫って
製作されていて、そのクオリティの高さが
このミウラの様な完璧なレストアを可能にし
コンテストで入賞する事も可能なクオリティを
実現しているんですね。
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ムルシエラゴSV

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350GT

1960年代の車輌ですね。

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カウンタック

80年代スーパーカーの代名詞的な存在。

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V12モデルエンジン

(何の車輛用かはわかりませんでした)

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V10モデルエンジン

ランボルギーニ全てのエンジンは
熟練のメカニックによって1機ごとに手組されています。
目の前で1気筒ごと、ちゃんとトルクレンチを使ってましたよ!
ちなみにランボルギーニの車輌生産は、
シャーシ・外装・内装・電気機器・・・
それぞれのセクションに専門の職人さんがいて
1つずつ製作しているんですが、
エンジンをくみ上げる人ランボルギーニ社の中でも
エリートなんだそうです。
生産に関わる大勢の社員のなかで
わずかに選ばれた匠だけがエンジンを組むのを
許された存在なんだそうです。
ランボルギーニの花形ですねっ!
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展示車輛の中には市販車の他に

コンセプトカーや試作車も展示されていました。

1987年製作のP140試作車両。

V10 4L 370PSほどだそうです。
車重は1300kgを切っています。

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現行車ウラカン

奥のは市販車輛のTOPモデル「ペルフォルマンテ」
手前はワンメイクレース車輌「スーパートロフェオ」

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アステリオン

この車輌も未販売車輌です。
3つのモーターとV10エンジンを搭載したハイブリッドカーで
合計馬力は910PSだとか・・・

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アヴェンタドールベース 「ヴェネーノ!」

限定車で実際に販売されたのは世界で3台。
買ったら3億円オーバー(笑)
「もし新車を買うなら」
間違いなく世界でもっとも高額な車輌の1台です!(^ ^;)

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アヴェンタドールベース 「チェンテナリオ」

こちらも2億円オーバーの大変高価な車輌ですが
生産台数40台はすべて完売済みだそうです。
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ガヤルドベース 「セスト エレメント」

この車両はエンジン出力などは
ガヤルドLP570-4同様570PSですが、驚くべきは車重!
999kgで1tを切っています!
カーボンを多用する事で軽量化されたこの車は
0-100kmが2.5秒だとか・・・すごいですね!

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こちらはミウラベースのコンセプトカー

ミウラを現代風にアレンジして仕立て直した
試作車両だそうです。

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1970年代の車輌ですね。
奥が「シルエット」

手前が「ウラッコ」ですね。
どちらの車輌も基本設計は同じですが
ウラッコはランボルギーニでは希少な2+2の4人乗り。
シルエットがウラッコをベースとした2人乗りの車輌です。

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博物館や車輌製作現場を実際に見て思った事は
日本ではルールやしばられた狭い世界のなかで

効率とコストを優先にモノが生まれている様な感じがします。
それはそれで非常に大事な事でもあると思いますが
ランボルギーニを見ていると、その独創性や個性、
イメージされたものを具現化するチカラの方を
すごく感じる気がします。

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また、実際に車輌を製作するスタッフを見ていても

具現化された商品に対して・・・
ランボルギーニ社員としてプライドをもって
生産に取り組む姿は学ぶべき点を多く感じました。

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KSPはアフターパーツメーカーであり

整備・修理・チューニングを行うメカニックでもあります。
これは、アヴェンタドールのフレームサンプルですが、
スーパーカーメーカーのこういった物は
商品開発やメカニックに従事するものとして
非常に「眼」が輝いてしまいます(笑)

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先程、「独創性」という言葉を使いましたが、

こういった所でも、違う意味で独創性を感じてしまします(笑)

アヴェンタドールが壁に張り付いています!

これ・・・本物車輌ですよっ!

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こんな遊び心もランボルギーニなら

違和感を感じないのもおかしな感じです(^^;)
これが「ブランド力」なのかもしれません。

こういったブランド力は、

今回の視察で色々と解かった気がします。
人の手で作り上げられた商品(車輌)には
良い素材(材料)を使用している事はもちろんですが
そこには各セクションごとの熟練の技と管理体制が
整っていました。
それこそが機械では生み出せないカタチとして
人の手で生み出すランボルギーニという
ブランド力を生みだしていました。
同じ「ものづくり」に従事する者として
大変勉強になるものがありました。

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最後に登場は最新車輛

世界最速SUVをうたう「ウルス」
SUVらしからぬそのスペックは周知の通り。
650PSはすごいですね。

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カラーサンプル車輛になってしまってます(笑)

日本でもウルスは、かなり受注が入っているそうで
今後、楽しみな1台でもあります。

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工場、博物館を後にして、

ふと、外にめを向けると・・・いっぱいある・・・
完成車輌の待機場所???
通訳の方に訪ねたところ、
これらは全てランボルギーニ社の所有車。
テストや開発、更にはメディア用向けに使用する車輌なんだそうです。
こんなにあるなら、
1台ぐらい持って帰りたいものです(笑)

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さて、

まもなく入庫予定。
KSPのデモカー兼、開発車輛です。
あそこにいた職人さんたちが
ミシンでシートや内装を1つずつ縫い
1気筒ごと圧縮確認をエリートメカニック達が行い
検査官立ち会いの厳しい検査に合格して・・・
そう思うと安心もでき待ち遠しい限りです。

今回の研修が今後の全てに生かされるよう

社員一同、前進して参ります。
今後ともKSPグループを宜しくお願い致します。