NSX専用 APレーシング キャリパーキット!!
こんにちは。
少し暖かい日中や、夜になると少し冷え込む。。。
秋らしい陽気になりましたね。
今年の紅葉はどうでしょうかね?(^^)
さて今回はNSX専用ブレーキキットの紹介です。
当社NSX専用の製品ラインナップにKSPオリジナルのレーシングキャリパーキットを設定しました。
以前はモデナキャリパーを使用したNSXブレンボブレーキキットを販売していたのですが、
今回ブレーキキットを一新。。
それよりも硬派なレーシングキャリパーでキットを設定しました。
このレーシングキャリパーキットのローター径は前後とも332φになります。
モデナキャリパーキットの時はローター径が328φだったのでローター径は大きくなりますが、キャリパーを含んだ全体の外形は小さくなっています。
キャリパーはAP RACING製
レース用キャリパーなのでとても軽量でデザインもカッコイイ!!
これは良いですよー(^^)
それでは現車取付け確認の様子です。
まずはリアの取付確認。
レーシングキャリパーキットですが公道を走る車輌なので、サイドブレーキキャリパーは別でしっかり取付します。
ローターとキャリパーのアウト側・イン側の位置に若干のズレがありセンターにいないようなので、ブラケットの寸法を変更して位置をしっかり合わせます。
シムで調整出来る範囲ですが、余計な物は無いのが一番なのでブラケットを作り直し、個体差などで若干のズレがあった場合にシムで調整するようにします。
この時点で純正17インチホイールが取付け出来て、ホイール内側のクリアランスも問題ないことが確認。。
今回のキャリパーキット製作でポイントだったのが純正ホイールが使用できること。。
NSXオーナーの多くが純正ホイールを好むのと、社外ホイールの方でもいざという時に純正ホイールが履けないと困ることもあるので結構重要な問題です。
まずこれがクリアー(^^)
続いてフロントの確認。。
フロントはローターとキャリパーの位置関係がバッチリ決まっています。
しかしここで、キャリパーとホイールスポーク裏が干渉・・・
モデナキャリパーより全体の外形は小さいのですが、キャリパーに角があるデザインとなっていてホイールの中心に近い部分が接触してしまいます。
この問題は純正ホイール装着時にはスペーサーを使用して外に逃がすしか方法がありません。
キャリパーを削るわけにはいきませんからね(^^ゞ笑
そして製作したのがキット専用のプレートスペーサー。。
ベルハットの色に合わせたアルマイト仕上げにしているので、取付しても違和感が無いのでバッチリです。
ブレーキラインに関しては、この車輌が既にNA2用に交換していたのでそのまま使用出来ましたが、
NA1のブレーキからこのレーシングキャリパーキットを取付する場合は、ブレーキラインの交換が必要です。
リヤのブレーキラインブラケットだけは少し削って取り付けになります。
ブラケット剛性は以前のモデナキャリパーキットより上がっていて、キャリパーはかなり軽量でバネ下重量もかなり軽減するはずです。
レース用キャリパーなので熱膨張を考慮したキャリパーとパッドのクリアランスになっていますが、このクリアランスの為、多少の音が出るのですがどの程度気になるものか・・・
気になる場合の対策は考え中です。
そしてこのAPブレーキキットは前後のキャリパーでピストン径を変更してあるので、ブレーキの前後バランスは良いはず・・・
モデナキャリパーの時は前後ピストン径が同じだったこともありブレーキバランサーが必須でした。
ブレーキ取り付け後の試乗時にはとても扱い易そうで、効きもガツンと来ないのでコントロール幅は有りそう・・・
あとは、サーキットでレーシングスピードからのブレーキングで前後のバランスがどうなのか・・・
このあたりは実際にサーキット走行してもらい、ブレーキのコントロール性、前後のバランスなどをチェックして頂きます。
これでブレーキバランサーが必要無ければ言う事無しです。。
そしてサーキット走行前に仕上げのアライメント調整。。
ホイールから覗くレーシングキャリパー。。
文句なしにカッコイイ!!
これは欲しくなりますね(^^)