KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.4 フェラーリ・812スーパーファースト開発編

KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.4

こんにちわ、「KSP エキゾースト コントロール」開発担当のYです。
前回のNo.3の続きからお話します。

前回の「KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.3」のお話は、コチラよりご覧いただけます。

エキゾーストコントロールKit第2弾となる「フェラーリ・812スーパーファースト」をお客様からモニターとして入庫して頂きました。

F12からの流れをくむ、市販されるV12フェラーリのフラッグシップモデルになります。※コンペティションモデルはラ・フェラーリになります。

812スーパーファーストは置いてあるだけでも絵になる車ですね(笑)
部品開発となるとワクワクします。

まず、車両を知る為、リフトにセットします。

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フロントV12の為、前回の開発車両アヴェンタドールS(ミッドシップV12)とは相当勝手が違うので、車両を良く確認してリアディフューサーを外して観察して見ました、製品取付けには外すのに面倒なリアバンパーは外しませんので安心して下さい。
それと重要な事ですが、812のリアディフューサーに付いているDRS(ドラッグリダクションシステム)のコネクターをバッテリーマイナス端子を外さずにコネクターを外すと車両にチェックランプが点灯して車両異常を起こします。
チェックランプが点灯しますとフェラーリディーラーにてチェックランプを消して頂く事になります。
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ディフューサーを外し、車両を確認して行きます。

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電源を取る純正ソレノイドバルブの位置、コントローラーを設置する場所、付属ソレノイドバルブの設置場所や設置する為のステー作成と寸法取り、付属部品の設置場所が決まったら、電源の取り回し、コントローラーと付属ソレノイドバルブを繋ぐ配線ケーブルの取り回しを確認して行きます。

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付属部品の取付けが完了したら、DRSを車両と接続しバッテリーを繋げ、動作確認をします。
いつもこの瞬間がソワソワします。
エンジン始動!! んっ!!・・・なんか変だぞ、エンジン始動直後からうるさい!!
そうなんです、エンジン始動後はマフラーバルブが閉まり静かになるのですが、
最初からマフラーバルブが開きうるさくなっています、バルブコントロールのリモコンボタンを押すとマフラーバルブが閉まり静かになります。
前回、開発したアヴェンタドールSとは反対の作動をしている812なので、コントローラーの内部設定を変更して812専用のコントローラーを製作、アヴェンタドールSで使用したコントローラーとは反対の動きをするコントローラーが出来ました。

812用のコントローラー取付け、作動確認!!

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エンジン始動後スグにマフラーバルブは閉まりました、リモコンのボタンを押すとマフラーバルブは開き、エンジンチェックランプ点灯や走行確認で全開と全閉(ノーマル制御)を確認して、812用のエキゾーストコントロール開発は完了です。
フェラーリV12エンジンはマフラーバルブが開くと快音で気持ちが良いですね。

※クリック致しますと動画が見られます。

車両によっては制御信号が反対の車両が有るんですね、良い勉強になりました。

余談ですが、812スーパーファーストの前身モデルのF12ですが、リアバンパーの脱着作業が絶対条件になりますが、812スーパーファースト用エキゾーストコントロールの取付け確認が取れております。
当社でF12の開発がまだなので、モニター募集致します。
当社で開発が出来ますと面倒なバンパー外しなどしないで取付け作業が出来る、バルブコントロールを開発して行きます。

次の開発車両は458スペチアーレに決定!!
開発日記No.5でご紹介致します、お楽しみに~

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【夏季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら2019年8月10日(土)~8月15日(木)の期間は、全ての業務を休業させて頂きます。ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。

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