NSXエンジンメンテナンスまとめ・前編 *エンジン降ろし・分解洗浄作業*
先週は、当社KSPもお盆の夏期休暇を頂きました。
すでに16日より営業を開始しております。
お休みの間は、お問い合わせ等にご対応できなく
皆様にはご不便をお掛けしました。
またよろしくお願い致します。
さて今回は、、、
当社で行っているNSXエンジン降ろしメンテナンスの流れをまとめてご紹介します。
まずは前編。。
エンジン降ろし・分解洗浄作業です。
長年の汚れが溜まっていてオイル漏れなどもあり疲れているエンジン。。
これからまた何年も乗れるように、エンジンを降ろしてタイベル交換と同時に各部メンテナンスを行います。
なかにはかなり傷みの激しい車輌もあり、ボルト類がサビついていたり折れる事も多々あります。
そのような場合はヘリサートを使用してねじ山の修理を行う事も。。。
普段はなかなか掃除出来ないエンジンルームも、エンジンを降ろしている間に綺麗にしますよ(^^)
サージタンクオーバーホールは通常のコースにプラスの追加メニューとなります。
本体の作業ですがまずヘッドカバーを外して各部の分解。
部品の洗浄を行います。
ヘッドもオーバーホールの為に外します。
ヘッドオーバーホールはエンジンメンテとは別に追加のメニューになります。
カーボン汚れの溜まっているシリンダーブロックもキレイにします。
外したヘッドのオーバーホールです。
新車時から1度も開けていなく街乗りメインで走っているエンジンはカーボンの蓄積も凄いです。。
洗浄分解を進めていきます。
バルブスプリングとステムシール交換の為
バルブスプリングコンプレッサーを使用して分解します。
バルブに固着したカーボンも除去。。
キレイにしてから再使用できるか判断します。
頑固なカーボン汚れもキレイに(^^ゞ
ヘッドもキレイに洗浄。。
そしてインジェクターの洗浄とチェックも行います。
こちらはエンジンメンテのメニューに組込んでいます。
ほとんどの車輌が、洗浄前には噴射状態、量にバラツキがでています。
せっかくエンジンメンテをしても、燃料が適正に噴射されていないと、エンジンが本来持つ性能を発揮出来ません。これは本当に勿体ないですね。。
洗浄の前後で噴射状態、量のチェックを行うので、調子もバッチリです!
後編 ***修正・部品交換・組み立て編*** に続く