KSP製フルバケットシート専用 シートレールステー開発完了!!
こんにちわ!KSP商品部です。
今回はタイトルの通り
「NSX用 シートレール・シートレールステー開発進捗」についてです。
本日、最終確認項目「シートベルトロックの固定位置」の確認を行いました。開発の終わりがなぜ「シートベルトロック」なのかと言いますと、タイプSやタイプRの寸法は同一であり実寸確認を取って開発を進めていたのですが、その他NSXではシートベルトロックの品番が違く形状も違うということが発覚したためです。
内容として先延ばしにする必要が無いため、先に結果をお伝え致します。
「まったく問題なし!物としての開発終了!!」
そのため、これにて開発は終了となり、金額を定め販売に向けて日程を調整していきます。近日中に発売日等の詳細はお伝えさせていただきますので、今しばらくお待ちください。
以降は、最終確認の手順を写真で収めましたので順を追って説明すると共に
「シートレール」・「シートレールステー」・「KSP製 フルバケットシート」を全て組付けた場合の全体像、車体への組付け時の姿を紹介したいと思います。
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それでは、「シートベルトロックの固定位置」についての確認を手順を追って見ていきましょう。
まず初めに、見たいのはロックを組付けた時の位置関係となりますので
クーペ革シートからロックを取り外し、KSP製フルバケットシートにあてがってみます。
右側は問題ありませんね。(再確認)
左側はどうでしょうか。
手で押さえてるので、自然体ではありませんが、乗降性への支障はありません。
もちろん座っていても邪魔になることはありませんでした。OKです。
前回の「シートレールステー」に関するブログで
車体センター部とフルバケットシートとのクリアランスが狭く、手が入らないためシートロックを解除できない。なので長い棒を溶接して対応すると記載しましたが、その案は不採用となりました。なぜかと言いますと、BRIDE様でワイヤーロック解除方法が公表していないものの、特注の場合は可能というお話があったためです。その結果がこちら
悩ましい大きな問題であったのですが、ワイヤーの話を頂いて1発で解決しました。BRIDE様から話を聞くと、意外と同じ問題を抱えている車両は多く、ワイヤーで解決する場合が多い、という話でした。(早く聞いておけばよかった^^;)
さて、完成されたシートレール、実車へ組み込みです。
最大下げ
最大上げ
実車につけるとスムーズにスライドするのは当然ですが、シートレールステーの穴位置も絶妙で、最大下げと最大上げの位置が良好です。これなら身長に関係なく適正な姿勢でドライブに集中できます^^
シートポジションはどうでしょう。
新規製作するのであればなるべく低い座席位置を実現しようという狙いがありました。結果はこちら!
狙い通りです。
このクリアランスであれば個体差 その他含めても問題無く安心です。
本製品(一式)が完成したことにより、クーペ電動シートレールでもKSP製フルバケットシートを装着でき、タイプR/タイプSのシートポジションより低くすることが可能となりました。