W463 Gクラス 低ダストのNEWブレーキパッド開発中!

こんにちは。
KSP商品部の「ヤス」です。

いきなりですが・・・

現在、
Gクラス専用ブレーキパッド開発の真っ最中です。

様々なメーカーから
「低ダスト」タイプのブレーキパッドはあります。
ですが、KSPが納得する「低ダスト」に
たどり着けるよう、テストしてます。

前回、製作したテスト品から得た
情報をふまえて今回は・・・

新たに違う
3タイプのブレーキパッドを製作しました!

摩材の配合を微妙に変えた
この3つの試作品と、初回試作を含め
Type1~Type4まで、異なる性格の
テスト品を順にテストしていきます。

ちなみに、
これからのテスト内容は・・・

如何にホイールを汚さず
制動力を維持できるかを
現車でテストしていきます。

ブレーキパッドに求められる事・・・
それは、そのシーンによって
異なるものだと思います。

サーキットでのタイムを求めるなら、
「ハイスピードからの制動力」

ダートを走るなら
「急激なロックをしないコントロール性」

スポーツ志向を前提とすれば
その「スペック」が重要になりますが、
今回、KSPが最優先に考えたのは・・・

「必要最低限の制動力を確保しつつ、
何よりも、ダストでホイールを汚さない」

街中を走行する上では、
必要最低限の制動力は必要ですが、
何よりも、ホイールが汚れてしまう事が
非常に不快に感じる方も多いハズ・・・

特に欧州メーカー純正パッドは
ボディーが汚れるよりも
ホイールが先に汚れる位に
ブレーキダストが多いと感じる方は
少なくないと思います。

いま行ってるテストは、
数字で判断するのではなく
実走行でテストする事で
KSPが求める「最適なバランス」を
探っています。

早速、試作Type1から
試作Type2へ交換していきます。

この試作Type1は
なかなか良い結果でしたが、
現時点では「他を試していない」ので
比較が出来ていません。

なので、試作Type2へ交換します。
ちなみに、カラーリングはキャリパー同様、
レッドにしてみましたっ。(笑)

フロント用の
Type1(上)と
Type2(下)です。

ちなみに、
・制動力
・ブレーキダスト量

このほかに「鳴き」も
重要なテスト項目です!

優先2項目を満たしていても
「キーキー」うるさくては
ブレーキを踏みたく無くなってしまう!
それでは困りますからね!(笑)

Type1は優先2項目をクリアしましたが
「鳴き」の問題がクリアできなかったので
今回、新たな試作(Type2~Type4)を
試して行きます。

こちらはリアパッド。

ちなみにType1は角が「面取り」してますが
Type2~Type4は面取りしていません。

通常「鳴き」を防止する目的から・・・
・ブレーキパッド角の面取り加工
・鳴き止めシムの装着
・バックプレートへのグリス添付
この様な処置を行い装着します。

・・・が、

これらは「鳴くブレーキパッド」を
「鳴かなくする」為の通常処置で
摩材そのものの「鳴き」は別にあります。

今回のテストでは、
これらの防止処理をあえて行わず、
摩材の性質そのものから検証、
追求していきたいと思います。

前後とも「最悪の条件!?」で
交換して、再度テスト開始です。(笑)

実際に摩耗(走行)させてテストするので
お時間はかかってしまいますが、
途中経過は追って掲載していきます。

ダストにお困りの方!

期待して下さい!