毎年恒例!NSXエアコン修理の最新手法です!

こんにちは!

今日も猛暑が続いてます。。

午前中の早い時間は雨が降りましたが、もうカラカラになってます。。笑

さて、今年もエアコンメンテ、修理など連日のように作業してますが

今シーズンから新たな手法でメンテ出来るようになりました。

このNSXもエアコントラブルで入庫

既にコンプレッサーから異音がしてました。

異音がしてると言う事は内部でブローしてる可能性が大です。

これはリビルト品に交換です。

新しいコンプレッサー

ここからが先シーズンと違う手法。

もう何回か違う車種でも紹介してると思いますが、あらためてご紹介です。

コンプレッサーがブローしたと言う事は細かい削りカスなどが配管に周ってる可能性が大です。

毎年NSXのエアコン修理をしてますが、この機械はKSPにとって必需品になりました!

メーカーではコンプレッサーの負担を減らして燃費向上、エンジンの負担を減らすなどなど

アピールしてましたが、KSPでは洗浄が一番役立ちそうです!

今までは一部配管途中を分解して、パーツクリーナーで流したり、時には

部品交換をして対処してましたからね。。

それでも配管システムの全部交換するわけにいかないし、どこかに残ってる可能性がありました。

それが流れ出すと減圧弁などに詰まったり、新しいコンプレッサーに周ると

寿命が短くなる可能性もあったわけですが、

新しい手法ではコンプレッサーに繋げる配管に、マシンのパイプを直接取り付けて

高圧で液状化したガスを大量に流してシステム内を洗浄します。

これは画期的でした。^^

新しいコンプレッサーを取り付ける前に洗浄開始

過去に漏れチェックで入れられたような蛍光剤などの不純物は古いオイルと一緒に

ココに溜まります。

配管途中にある窓

洗浄が開始されると物凄い勢いで液状化したガスが流れる。

ある程度の時間を掛けて循環させます。

この勢いは最初見たときメカニック全員が「おーー!!」でした。。笑

ちなみにこの流れは一方通行では無いので効率よく洗浄が出来ます。

循環してるガスの液体はこのフィルターでろ過されてます。

洗浄してる間に新しいコンプレッサーの下準備

今回はレシーバーも交換します。

配管内の洗浄とパーツの交換をしてガスチャージ開始です。

これもメーカー指定の規定量をきっちり注入できますので、コンプレッサーに

余計な負担が出ません。

エアコンガスは多くても少なくても効率が落ちます。

今まではアナログのメーターを見ながらメカニックの判断で注入してましたが

今後は5g単位で規定量きっちり注入しますよ!^^

入れるガスも一度マシンの中に取り込みながら純度を上げて入れますので

エアコンの効率も上がりました。

予断ですが、1缶200gのガスを前もってマシンに溜めるですが、コレ結構バラつきが

あるんですね。。

実はこの缶200g入ってない!っても発見しました。。笑

噴出し口からの温度もチェック!

これでエアコンに関しても完璧なメンテが出来るようになりました!

コンプレッサーを交換しない通常のガスチャージも効果があります。

現状のガス量がどれくらい入ってるのか?!漏れはないか?!など

チェックしながらエアコンガスを一度回収してクリーニングしながら純度を上げて再注入しますので

エアコンの効率が上がります!ぜひ一度お試しください!^^