【実車確認】V37系 スカイライン 400R 最適なスペーサーはどれ!?
こんにちわ!KSP商品部です。
今日はKSPファクトリーから
「スカイライン 400Rがスペーサー検討で来店してるよ!足回りの寸法のみ確認してみれば?」
と連絡が入りました。
当然、即答で「行きます!!!」と実車確認。
日産 V37系 スカイライン 400R
もう既に、2柱リフトにあがってました・・・
純正状態でのタイヤ入り込み具合を確認したかったところですが、無念。
作業は既に始められており、片側のタイヤが外されていました。
「さてさて、純正ホイールとハブを確認させていただいて・・・・・えっ?」
そこには今まで見たことないホイールナット差し込み口となっておりました。
それではどうぞ↓(画像)
画像にもあるように、なぜかストレートナットで締め付ける面の更に奥に面が・・・
尚、ストレートナットはというと。
普通のストレートナットじゃないですか!
これはホイールを新規平面で抑えているのか、それともトヨタ車のように中腹部の平面で抑えているのかどっちだ?と一瞬疑問が浮かびました。
冷静に考えれば、当たり前なところなんですがナット中腹部の面で抑えています。
しかし、自身の常識が構築されているなかから新規構造が突然目の前に出てくると少し混乱します笑
失礼、驚きのばかり本題を忘れていました。
本題は「適切なスペーサーを装着して法的にNGにならない程度にツラを出す」です。
ご希望からサイズは15mmのワイドトレッドスペーサーが適切かと思いますので
15mmを装着しましたが、ホイールを組み込むと純正ハブボルトがホイールに接触してしまいNGとなりました。
では高さで逃げて20mmだとギリギリ交わせるか?と試してみますが・・・
僅かながら接触してます。20mmも断念。
これ以上サイズを上げるのはフェンダーからタイヤがあからさまに飛び出しますので、
残念では御座いますが、薄い10mm,5mmのプレートスペーサーから選択となります。
ならば10mmのプレートスペーサーでOKでしょ!^^
と行きたいところですが、10mmを組むとなにが起きるのか、ご存じですか?
そう!純正ハブボルトの長さがプレートの厚み分 沈んでしまいますので
必然的にホイールナットのかかり代が減少してしまうのです(TT)
今回は10mm入れたところ、M12-P1.25のナットが6回転しか回らず。不可となりました。
尚、M12の必要締め付け代は12mmとなりますので、P1.25ナットの場合「9.5回」必要となります。
最後の最後、5mmのプレートスペーサー。
こちらは組付けたところ、ナットは「10回」で締め付けることができましたので装着・安全面共にOKです。
希望していたサイズから消去法でどんどん削って行った結果「5mmスペーサー」。
正直、気持ちはお客様も私たち社員も一緒で、もう少しホイールを出したい気持ちではございましたが、特注なしの当日施工では物理的な観点から難しく、現状できる最善の方法でのご案内となってしまいました。
今回の内容につきましては、しっかりとお客様に構造・内容をご説明させていただき、ご理解頂きました。
組付け後の車両になります。
もう少し欲張りたい、という気持ちは残りましたが
純正の引っ込み具合から考えると5mmでも効果は大きいです。かなり印象が変わりました。
やっぱり引っ込んでしまっている車両はホイールを出すだけでインパクトが出ますね!
■以下、ちょっとしたお話■
今後、日産から出てくる全車種の新規モデルはストレートナット仕様になるのでしょうか・・・。
特に「フェアレディZ」 14年ぶりのモデルチェンジが来ます。ネット情報で4月に販売開始されるとのことで、目を光らせておかなければなりません。これは・・・調査しなければ(汗)
それでは、「【新規開発!】日産車専用 ワイドオフセットスペーサー」なんて話に発展しましたら
即、ご報告させていただきます!
以上!KSP商品部からでした!